転職エージェントの紹介求人の断り方|例文と応募状況別の伝え方

紹介された求人の条件を確認し、担当者への連絡を考える人のイラスト

転職エージェントから紹介された求人が希望と違っても、せっかく探してもらった担当者には断りづらいことがあります。遠慮だけで選考に進むと、面接の準備や日程調整にも時間がかかります。応募したくないなら、希望と合わない点を担当者に伝え、次の紹介について相談しましょう。

譲れない条件に合わず断ると決めたら、どの求人を、どの応募段階で辞退するのか、実際の理由と一緒に担当者へ伝えます。

条件次第で検討できるなら、何を優先したいかを担当者と相談します。

情報が足りない場合は、応募を決める前に質問します。

この記事では、紹介求人を断りたい人が担当者へ送れる文面を、応募状況別に紹介します。まだ断るか迷っている人には、判断前の質問も示します。例文はすべて自作の仮想例です。企業名、応募状況、理由を自分の事実に置き換え、起きていない出来事は書かないでください。

目次

紹介求人を断るときは、対象・意思・理由を担当者へ伝える

「希望と違う」と感じたら、仕事内容や勤務地、働き方など、求人のどの条件が自分の希望と合わないのかを確かめます。応募前なら、次のように判断できます。

  • 譲れない条件に合わないと分かっている:応募を見送り、その条件と理由を伝える。
  • 希望とは違うが、条件次第で検討できる:何を優先したいか、どこまでなら受け入れられるかを担当者と相談する。
  • 求人票だけでは判断できない:気になる点を担当者に質問し、回答を得てから応募を決める。
応募前の紹介求人について、譲れない条件に合わない場合は見送り、条件次第なら相談し、情報不足なら質問する判断の図

例えば、在宅勤務が必須なのに毎日の出社が必要と分かっている求人なら、見送る理由を具体的に伝えられます。一方、週に何日かの出社なら検討できる場合は、出社日数と担当業務を担当者に確認し、応募するか考えます。次の紹介に向けて、出社は週に何日までなら検討できるかも、担当者に伝えましょう。

辞退を決めたら早めに連絡します。返事を先延ばしにしたままだと、担当者や企業が選考の準備を進める場合があるためです。連絡時期については、リクルートエージェントの断り方の解説も参考にしてください。

まず、求人を紹介した担当者へ次の内容を伝えます。

  • 対象の企業名・求人名。複数職種がある場合は、求人番号や職種も添える。
  • 紹介だけか、応募済みか、面接予定があるか。
  • 応募を見送る、選考を辞退するなど、今回の意思。
  • 希望条件と合わない点など、実際の理由。
  • 紹介の継続を希望するか、次にどんな求人を見たいか。

この求人への応募は見送っても、ほかの求人の紹介を続けてほしい場合は、その意思も担当者に伝えてください。「今回はこの求人を見送りますが、ほかの求人の紹介は引き続き希望しています」と書けます。

今の状況伝える意思追加で確認すること
紹介のみ・応募前その求人への応募を見送る今後も紹介を希望するか、次の希望条件
応募済み・選考中その企業の選考を辞退する担当者を通じた企業への連絡と、その後の手続き
面接日時が決まっている選考辞退と、予定した面接のキャンセルを依頼する企業への連絡・日程取消しの対応状況
内定通知を受けた・承諾前内定を辞退する返答期限と、担当者を通じた連絡方法

応募状況が分からない場合は、担当者に確認します。

内定を承諾した後や、既に契約を結んだ後の対応は、この例文だけで判断せず、担当者と必要な手続きを確認してください。

応募状況別の断り方|自分の事実に置き換える例文

普段の連絡手段で、担当者が求人と状況を特定できる形にします。以下はメールやメッセージの文面例です。電話で伝える場合も、対象・意思・理由を先にメモしておくと、話す内容を選べます。

理由の一文は、確認した求人条件と自分の希望がどう違うかを伝える文に書き換えてください。例えば、運用が中心と分かっていて実装を優先したいなら、「担当業務が運用中心の求人ですが、私は実装を中心に担当する仕事を希望しているためです」と書けます。条件が未確認なら、辞退理由には使わず、次の節の質問文で確かめてください。

応募前|仕事内容が希望と違う場合

件名:[企業名・求人名]への応募について

[担当者名]様
求人のご紹介ありがとうございます。[企業名・求人名]は、今回は応募を見送ります。
求人票に記載された[担当業務]よりも、私は[希望する業務]を中心に探したいと考えています。引き続き、この希望に合う求人があればご紹介いただきたいです。
[自分の氏名]

仕事内容の違いが、求人票や担当者への確認で分かっている場合の例です。「開発の仕事を希望しているが、この求人は運用が中心」といった、自分の希望と記載内容の違いを入れます。仕事内容が不明なだけなら、次の節の確認文を使ってください。

応募後|選考を辞退したい場合

件名:[企業名・求人名]の選考辞退について

[担当者名]様
応募手続きのご対応ありがとうございます。[企業名・求人名]について、選考を辞退したく、ご連絡しました。
[確認できた条件]を検討した結果、[自分の希望]と合わないためです。企業への辞退連絡と、必要な手続きをご案内いただけますか。
他の求人については、引き続き相談を希望しています。
[自分の氏名]

紹介を続けるかどうかの最後の一文は、自分の意思に合わせます。他社の内定、家族の事情、体調の問題など、実際にはない理由を付け足す必要はありません。

面接予定あり|日程も伝えてキャンセルを依頼する

件名:[企業名]の選考辞退・[月日・時刻]の面接について

[担当者名]様
[企業名]の面接をご調整いただき、ありがとうございます。検討した結果、[実際の理由]により選考を辞退したく、ご連絡しました。
[月日・時刻]に予定している面接のキャンセルと、企業への辞退連絡をお願いできますか。対応が完了したかも確認したいです。
調整後のご連絡となり申し訳ありません。
[自分の氏名]

面接日が近い場合は、メールを送っただけでキャンセル済みと考えず、普段使っている連絡先へ電話するなどして、担当者が確認したかと企業への対応状況を確かめます。担当者と連絡がつかない場合は、利用中サービスの問い合わせ窓口に、求人名・面接日時・既に連絡したことを伝えて相談してください。

内定通知後・承諾前|辞退する意思を明記する

件名:[企業名]の内定辞退について

[担当者名]様
[企業名]の選考をご支援いただき、ありがとうございます。提示条件を検討し、[実際の理由]により、今回は内定を辞退すると決めました。
企業への連絡と、私が対応することをご案内いただけますか。
[自分の氏名]

この例は、まだ内定を承諾していない場合の連絡文です。返答期限を確認し、辞退を決めたら担当者へ伝えます。まだ判断が終わっていない場合は、辞退すると書かず、確認したい点を質問し、返答期限についても担当者に相談してください。

条件が分からないときは、応募を決める前に担当者へ質問する

求人票の説明だけでは、希望する仕事を担当できるか分からない場合があります。仕事自体には興味があるなら、応募を見送る前に、判断に必要な情報を担当者に聞きます。

「[求人名]について、応募するか判断する前に仕事内容を確認したいです。求人票の『開発・運用』は、入社後にどちらを主に担当しますか。まだ分からない場合は、企業に確認できるかと、回答の見通しを教えていただけますか。」

勤務場所が気になるなら、最初の勤務地と、勤務地が変わる場合の条件を担当者に聞きます。スキルが足りるか不安なら、「主に担当する作業は何か」「応募に必要な経験は何か」を尋ねます。

担当者が答えられない点は、企業に確認してもらえるか相談します。応募前には確認できず、面接で仕事内容を聞いてから判断したい場合は、その意向を担当者に伝えて応募を検討します。

面接で希望と合わないと分かったら、その点を理由に、担当者へ選考を辞退したいと伝えます。

一方、譲れない条件が分からないまま応募したくないなら、担当者に回答の見通しと応募の返答期限を聞きます。

期限までに確認できなければ、回答を待ってから応募できるか相談するか、今回は見送ります。

合わない理由を、次に紹介してほしい条件へつなげる

紹介を続けてほしい場合は、今回断る理由と、次に優先したい条件を一緒に伝えます。理由をうまく言葉にできないときは、仕事内容や勤務地、働き方、給与、求められる経験など、自分の希望と求人の条件を比べてみてください。合わないと感じた点を具体的に担当者へ伝えます。

今回合わない点の例次の希望として伝える例
希望は実装だが、紹介求人は運用が中心実装を担当する求人を優先して見たい
勤務地が希望する範囲外[希望する地域]で働ける求人を見たい
希望する働き方と勤務条件が違う[出社・勤務時間などの具体的な希望]を優先したい

表は仮想例です。希望を伝えても、すべての条件を満たす求人が見つかるとは限りません。譲れない条件に加えて、他の条件が合えば検討できる点も伝え、今の希望で紹介できる求人があるかを担当者に聞きます。

例えば「実装の仕事を担当することは譲れませんが、勤務地は[地域の範囲]まで検討できます」と伝えれば、担当者に何を優先して探してほしいかを示せます。

希望を変えるか迷う場合は、どの条件が求人探しの制約になっているかを聞き、自分が受け入れられる範囲を相談してください。

紹介できる求人が少ないという理由だけで、譲れない条件まで変える必要はありません。

希望と違う提案が続く場合は、紹介できる範囲を確認する

求人1件が合わないだけで、担当者やサービス全体が合わないと決める必要はありません。同じ不一致が続く場合は、希望が伝わっているかと、その条件で紹介できる求人があるかを確認します。

「私が優先したい条件は[希望]です。これまでご紹介いただいた求人では[合わない点]が続いています。この希望で紹介できる求人はありますか。難しい場合は、どの条件が求人探しの制約になっているかを教えてください。」

回答を聞いたうえで、希望を変えて探すか、今の希望を保ってほかの探し方も使うかを考えます。今のエージェントを使い続けるか迷う場合は、次を目安にしてください。

担当者とのやり取りが合わないとき

希望する求人を扱っているのに、伝えた条件が提案に反映されない、質問への返答がかみ合わないといった問題が続くなら、担当変更を相談する方法があります。

サービスの問い合わせ窓口に困っている点を伝え、変更できるか確認してください。

希望する求人を紹介できないと分かったとき

譲れない職種・地域などの条件では求人を紹介できないと確認したら、ほかの方法で探すかを考えます。

応募書類の添削などの支援も使わず、今のサービスを通じて探す予定がないなら、利用終了を検討します。

今のエージェントでは譲れない職種・地域の求人を紹介できず、ほかの相談先も検討したい場合は、対象職種や支援内容を確かめましょう。

未経験エンジニア向けの相談先と支援内容は、次の記事で確認してください。
▶ 未経験エンジニア向け転職エージェント比較|相談先の選び方

IT・Webの実務経験があり、自社開発の求人を探したい場合の相談先と、求人票で見る項目は、次の記事で確認してください。
▶ 経験者IT/Web向け転職サービス比較|自社開発求人の探し方

申し込む前には、自分の職歴・希望職種・地域で支援を受けられるか、必要な相談に対応しているかを各サービスで確認してください。別の相談先なら希望に合う求人が必ず見つかる、とは限りません。

転職活動を終える・休むとき

就職先が決まった、または転職活動をやめることにした場合は、利用終了を担当者へ連絡します。

一時的に活動を休みたい場合は、退会せずに休止できるか相談してください。

選考中の求人や予定した面接がある場合は、利用終了の意向と、それぞれの選考を続けるか辞退するかを担当者に伝えます。企業への連絡や面接の取消しが必要なら、その対応状況も確認してください。退会手続きや休止の可否は、利用中のサービスに確認します。

まとめ|辞退なら意思と理由を伝え、情報不足なら質問する

紹介された求人を断るときは、担当者へ対象の求人・応募状況・辞退する意思・実際の理由を伝えます。紹介を続けてほしいなら、次の希望も添えます。

  • 応募前か、選考中か、面接予定や内定通知があるかを確認する。
  • 辞退するなら、その意思と必要な対応を担当者へ伝える。
  • 情報不足で迷うなら、分からない条件と返答期限を聞く。

まず、紹介された求人のどの条件が希望と違うのかを一つ挙げてみてください。その条件を譲れないなら辞退理由として伝え、検討の余地があるなら担当者に確認したいことを尋ねます。次の紹介でも同じずれが続かないよう、優先してほしい条件も伝えましょう。

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この記事を書いた人

未経験からエンジニアへ転職し、現在はフリーランスとして活動中。学習・転職活動・実務で感じたギャップをもとに、未経験者向けにエンジニア転職の判断材料を発信しています。

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