「エンジニアは稼げる」と聞くと、未経験からでも本当に高収入を目指せるのか気になると思います。
結論からいうと、お金を理由にWeb・アプリ開発職を目指すのはありです。新卒から年収600万円以上を提示する採用枠や、経験者向けで年収1,000万円を超える求人もあり、スキルと経験次第で収入を伸ばせる可能性があります。
ただ、学習に時間を使ってから「仕事内容が思っていたものと違う」となるのは避けたいところです。収入面の魅力と合わせて、実際の仕事内容と学習の負担も見ていきます。
Web・アプリ開発職には、高収入を目指せる求人もある
実際にどの程度の給与が提示されているのか、具体例を見てみましょう。
- 新卒採用の例:DeNAの2027年度以降の新卒採用では、AIジェネラリストコースのエンジニア職が標準年収600万円以上、AIスペシャリストコースが700万円以上(2026年9月6日確認)
- 経験者向け求人の例:採用支援サービスを開発する株式会社HERPのリードエンジニア・テックリード職では、年収810万〜1,500万円(2026年9月6日確認)
- 関連職種を含む参考値:厚生労働省のjob tag「システムエンジニア(Webサービス開発)」では、全国の年収578.5万円、平均年齢37.1歳(2026年8月11日確認)
上記の経験者向け求人では、Webサービスの開発・運用経験5年以上を目安に、設計やチームを率いた経験なども求めています。高額な経験者向け求人には、相応のスキルと実績が必要です。
job tagの578.5万円は、Web・オープン系のソフトウェア開発技術者などをまとめた統計の平均です。さまざまな年代や経験年数の人が含まれるため、未経験者が最初からこの年収を得られるという意味ではありません。
全員が同じ金額を得られるわけではありませんが、スキルと経験次第で収入を大きく伸ばせる可能性があるのは、この仕事の魅力です。収入を上げたいという動機で目指すのは、十分ありでしょう。
Web・アプリ開発職の仕事は、コードを書くことだけではない
Web・アプリ開発の仕事は、コードを書くことだけではありません。筆者も入社前はプログラミング中心の仕事を想像していました。
しかし実際には、要件を整理する、設計する、資料を作る、関係者と打ち合わせをするといった業務も担当しました。

厚生労働省のjob tagでも、Webサービス開発の仕事内容として、要件定義、設計、プログラミング、テスト、会議や情報共有が挙げられています。
担当範囲は求人や配属で異なりますが、コードを書く時間が仕事のすべてではありません。一人で黙々とコードを書く仕事だけを想像していると、実務とのギャップを感じる可能性があります。
求人票では、仕事内容と入社後の担当、どの開発工程に関わるかを見ます。
質問できるなら、「未経験で入社した場合、最初はどのような業務を担当しますか」と聞くと、入社後の働き方を想像しやすくなります。
学習を続けられそうか、無料の入門教材で試してみる
仕事内容を知って興味が残っても、学習を続けられそうかは実際に触ってみないと分かりません。まずは、無料で試せる簡単な入門教材から始めるのがおすすめです。
最初から自分で作品を作る必要はありません。入門教材のサンプルで、次の3つを試してみてください。
- 入門教材のサンプルを一つ動かす
- 表示する文や条件を一か所だけ変える
- 変えた部分が何をしているか調べる。エラーが出たら、直前の操作とエラー文を見直す
コードを変えたり、分からない点を調べたりすることが大きな苦痛ではなく、思ったように動いたときに楽しさを感じられたなら、教材の次の課題へ進んでみてください。
最初からうまくいかなくても、それだけで向いていないとは限りません。完成見本と自分の画面、直前の操作を見比べ、手順が分かりにくければ別の入門教材に替えてかまいません。
興味と試した感触に合わせて、次の一歩を選ぶ
Web・アプリ開発職に興味を持てたか、入門教材を触ってどう感じたかによって、次に進む方向は変わります。転職や高額なスクールを先に決める必要はありません。
短い学習を試す
仕事内容と収入面に興味があり、動かす・変える・調べるをまだ一通り試していない
基礎学習を続ける
変える・調べる作業が大きな苦痛ではなかった、または動いたときに楽しさを感じた
ほかの求人を見る
仕事内容には興味があるが、見た求人の給与や最初の担当が希望に合わない
ほかの仕事も比べる
Web・アプリ開発職に絞り切らず、学習を続けながら、ほかに興味のある仕事の仕事内容や収入も比べたい
入門教材を試して、もう少し学んでみたいと感じた方は、未経験者向けの4ステップも確認してみてください。
