現役エンジニアが転職を怖いと感じるのは、珍しいことではありません。
今の職場に不満があっても、「転職してもっと悪くなったらどうしよう」「自分の経験で通用するのか分からない」と考えると、求人を見るだけでも重く感じることがあります。
ただ、怖さをゼロにしてから動こうとすると、なかなか次に進めません。まずは、何が怖いのかを分けるところから始めます。
転職が怖い理由をひとまとめにしない
「転職が怖い」と言っても、中身はいくつかに分かれます。
- 次の職場が今より悪くなるのが怖い
- 面接でうまく説明できないのが怖い
- 自分のスキルや経験が足りない気がする
- 退職後に後悔しそうで決めきれない
この4つを同時に考えると、何から手をつければよいか分からなくなります。最初は、今いちばん引っかかっているものを一つ選ぶだけで十分です。
何から確認すればよいか迷う場合
転職が怖い理由は、スキル不足、今の現場への不安、社内SEや自社開発など別の働き方への関心、面接や職務経歴書の不安などに分かれます。まだ整理しきれない場合は、数問で今の状態に近い確認先を分けられます。
▶ エンジニア転職ルート診断で、今の状態に近い確認先を整理する
転職の怖さは、情報不足と条件の未整理が重なると大きくなる
転職の怖さには、将来への不安、年収、家族、年齢、スキル、現職への気持ちなど、いくつもの理由が重なることがあります。
その中でも、求人票を見ても仕事内容が想像できない不安と、次の職場で何を避けたいかが言葉になっていない不安は、整理しやすい部分です。
仕事内容や働き方は、求人票、企業情報、面談での質問などを通じて少しずつ確認できます。避けたい条件は、今の職場でつらいこと、残したいこと、次は変えたいことをメモしておくと見えやすくなります。
いきなり応募ではなく、求人を見るだけでもよい
転職活動というと、すぐ応募、面接、退職まで進むイメージがあるかもしれません。
でも、最初の段階では求人を見るだけでも構いません。求人を見る目的は、すぐ転職することではなく、自分が避けたい条件と、見てみたい環境を言葉にすることです。
相談前に希望条件や質問例を見たい場合は、こちらの記事で整理しています。
▶ エージェント相談前の準備と質問例
面接で話すことが不安なら、経験を小さく分ける
面接が怖い理由はいろいろあります。何を聞かれるか分からない、話すのが苦手、落ちるのが怖いなど、人によって引っかかる点は違います。
その中でも、「経歴をよく見せなければ」と考えすぎると、かえって話しにくくなることがあります。
経験が浅いなら、できることを大きく見せるより、担当した作業、困ったこと、調べたこと、改善したことを分けて説明する方が現実的です。
職務経歴書に何を書くか迷う場合は、先に材料を整理しておくと、面接で話す内容を準備しやすくなります。書類に落とし込む流れを見たい場合はこちらです。
▶ エンジニア職務経歴書の書き方
転職サービスを見る前に、希望条件を少し言葉にする
求人を少し見てみて、相談先も知りたくなった段階では、いきなり登録先を増やすより、どんな開発に関わりたいか、避けたい働き方は何かを先にメモしておくと選びやすくなります。
たとえば、自社サービスやプロダクト開発を優先したいのか、IT・Web職を広めに見たいのか、客先常駐ではない働き方まで候補に入れたいのかで、見る候補は変わります。
経験者向けの相談先や求人サイトの使いどころを見たい場合は、こちらの記事で整理しています。
▶ 経験者IT・Web系向け転職サービス比較
まとめ|怖いままでも、確認だけなら始められる
現役エンジニアの転職が怖いときに、すぐ応募や退職を決める必要はありません。
まずは、怖さの中身を分け、避けたい条件をメモし、求人票や相談前準備で確認できることを小さく見ていきます。
怖さが残っていても、情報を集めることはできます。いきなり大きな決断をしようとせず、求人を見る、条件をメモする、相談で聞くことを決める、というように段階を分けて、少しずつ進めていきましょう。
